独首相、アルゼンチン大統領と会談 自由貿易推進で一致
メルケル首相= THX/TTXVN |
ドイツのメルケル首相は8日、ブエノスアイレスでアルゼンチンのマクリ大統領と会談しました。両首脳は欧州と南米地域のFTA=自由貿易協定交渉を推進することで一致、トランプ米大統領の進める保護主義や孤立主義に対抗する考えを示しました。
両首脳は現在交渉中の南部共同市場(メルコスル)と欧州連合(EU)のFTA交渉について議論しました。メルケル氏は会談後の記者会見で「歩み寄らなければならないが、皆に利益となる」と説明しました。マクリ氏も「自由貿易を守らなければならない」と応じました。
両首脳はトランプ米政権の保護主義やパリ協定からの離脱を間接的に非難した。メルケル氏は「我々はグローバル化に懸ける必要がある」と主張し、「パリ協定を守らなければならないことは明らかだ」と断言しました。マクリ氏も「アルゼンチンは気候変動へ確固たる誓約がある」と歩調を合わせました。
メルケル氏は7月にドイツで開催する20カ国・地域(G20)首脳会議に向けた準備の一環として中南米を訪問。9日にはメキシコを訪れます。